ファジーなデバイスは魅力的

昔の製作記事を見ると記事に記載している
電圧値や電流値も∓10%に収まっていれば
大丈夫ってな感じのものが多い。
確かに、昔の先輩諸氏に言われた数値が出ないん
だけれどもと言うと∓10%に入っていればOKと
言われたもんです。
それは抵抗値の誤差などが大きいので同じ値には
ならんよ。ということでした。
すげー、なんてファジーなデバイスなんだろって
思ったものでした。
半導体で10%も誤差があったら動かんだろうに(笑)

確かにコンデンサー容量も誤差値はかなりある。
大きいもんだ。
昔の抵抗の誤差もね。

古い動作アンプを良くメンテナンスするが、アーレン
なんかかなり狂っていてもビンテージアンプはそれなりに
動作していたりする。

真空管ってこんな感じのデバイスです。
でも、めちゃくちゃ音が良いので、いまでは世界中の
プロフェッショナルなミュージシャン達も真空管の
アンプが重宝されている。
オーディオアンプに使われる数よりもはるかに消耗する
数が凄いらしい💦

最近、ビンテージ管も値上がりしてますしね。
こんな素晴らしいデバイス。
オーディオでも宝物的存在。

但し、ギターアンプやベースアンプなど音楽家が使う
タイプは6550やKT88、EL34と言ったパワーの
取れる比較的新しいビーム管が主だったりします。

それに比べオーディオファンは2A3や300B、
PX4やPX25と言った直熱三極管に目が向いている
ようです。