使用する抵抗やコンデンサー類は極力少なくします。
こうして製作すると、後々トラブル対処が楽です。
複雑にすればするほど不安定要素が増え、ちょっとした
ことで故障になります。
ある一定のことを経験してくると、いかに部品点数を
減らし安定動作を確保しながら音質を追及するかに傾向
していきます。
私は、測定器とにらめっこしながらの音質追及はしません。
自分の経験値、アナログな「耳」で判断して追及してます。
測定器は、あくまで健康診断的に観察観測する程度です。
写真は工房の測定器の一部です。
この倍はあります。これ以外にアメリカ軍の真空管測定器や
アッテネーターなどごちゃごちゃと・・
しかし測定器マニアではありません。
学校が電気関係でしたので一通り保有して使えるようには
してあるくらいのことです。
しかし、過去のオーディオ機器は歪や周波数特性など物理特性
を追及し物凄い成果を上げてきているはずなのに、それらの
多くは衰退し消えゆき、いまは一桁も二桁も物理特性の悪い
真空管というデバイスの音響機器が世界中で猛威をふるって
います・・。これは音質の追及は物理特性ではなかった!
という事実でもあります。
音質の追及は、もっと別なところに・・。ということでしょう。
人間の耳は十人十色。
きっと、レコードの再生音も、普段耳にしている家族の声も
みんなと同じに聞こえているという事はないでしょう。
これは、ビールの味というと、あの味ね。
と、会話の中では成立する味覚も・・。
実は、みんな感じている味覚とは多少誤差というか、感じる
ものが違うということと同じだと思います。
なので、自分の耳が絶対であるということはおこがましい
ですが、自分が納得して送り出せるアンプの音色を共感、
共有できるグループの方たちに喜んでもらえると信じています。
もちろん、製作やアンプに対しての哲学的なものや取り組み方の
姿勢って言うのも共感を生むひとつの柱であることは言うまでもありません。
今回は、抵抗にアメリカ製のDELLと理研のゴールドRMGの抵抗を
チョイスしました。
明日からワイヤリング作業をはじめます。
今回は、アース母線を張ろうか迷ってます。
まだ時間があるので、明日までに結論を出したいと
思っています。
ではでは