真空管アンプの部品のお話 ( ボリューム )

本日は、ボリュームのお話をしましょう。

パッと思い浮かぶメーカーをあげてみてください。
アメリカならA&Bですか?
クラロスタットでしょうか?
国産ならどこでしょう?
アルプスでしょうか?
東京光音でしょうか?

よく使うのは、単連ですか?
それとも、2連ですか?

このボリュームは結構音に影響します。
入口だからでしょうか・・。

ひと昔前なら、国産で製造している優秀な
ボリュームも秋葉原に行けばいくらでも
入手が可能でした。
最近の物は、たぶん中国で生産しているのでしょう。
作りがキャシャなものが多く出回っている気がします。

私は、40年前に、50年前に作ったアンプのVRが
ガリ等で使えなくなってしまったメーカーに、意外と
アルプスの物がありました。
アルプスは一番信頼していたメーカーです。
物は良いので、当たりはずれのはずれだったと思い、
気にはしていません。
アメリカのA&Bもクラロもガリは結構出ますので、
使用する環境で大きく異なるんだと思います。

何気に、音も良くて作りも良い物に国産のノーブル
という会社のVRがあります。
70年代のコスモスも良いですが、ノーブルの古い
VRはいまでも探しています。もちろん新品ですよ。
デッドストック品をです。

東京光音のボリュームも優れています。
世界に誇れるものを生産していると思います。
ただ、高価ですものね。

舶来に傾倒しないのであればノーブル、東京光音、アルプス、
コスモスのビンテージ品をお勧めします。

自分のアンプではプリアンプやコントロールアンプの使用
有りきでパワーアンプは作りますので、シャフトは短い物で
十分です。ほぼ固定で動かしませんので・・。
CDをダイレクトにパワーアンプにつないでボリューム調整
をすることを考えたら可変可能なように単連、またはニ連の
ボリュームはあった方が良いかもしれませんがね。

最近は短いシャフトの物も、長いシャフトの物も古い国産品は
オークション等で探さないとまず見つからないですね。

写真向かって左がノーブルの2連、真ん中がコスモス2連、右がコスモス単連のシャフトの短いVR

一番下がアルプスの基板仕様の2連VR