真空管アンプの自作って、ホントに楽しいですね。
時々、私のところに集荷に来てくれる運送業者の若い子がいます。
その日は、たまたま作ったばかりの真空管アンプで音出しテスト中でした。
聴いていたのは、レコードのポップスです。
その彼が、覗き込んで驚いてました。
「え、これレコードですか?」
「しかも、真空管?」
「僕らは真空管って知らないんですが、めっちゃ音が良いですねっ」
ってな感じで感心しきり。
mp3などデーター音源になれちゃっている彼らには、このアナログの
威力がわからなかった様です。
たぶん、みんなが聴くチャンスさえあれば、アナログの驚異的なサウンド
を認識せざる負えなくなるんだろうね。
スピーカーから耳に届くまでの空気振動は、アナログなんだから(笑)
電気信号をデジタルにしたからって、音が良くなるなんて迷信?に過ぎない。
最新のデジタル録音にしたって、アナログ録音の勝負では太刀打ち出来ない。
みんな現場の連中は知っている。
ただ、編集が楽なだけ。
仕事には、この編集作業が楽に越したことは無い。
まぁ〜、こんなこともあんなこともいとも簡単に出来る。
これは、デジタル様様である。
アナログは、そうは簡単にはいかない。
カメラ撮影もそうだよね。
アナログはフィルムの質感が映画に適している。
しかし、フィルムは現像してみないと分からないこともある。
その点デジタルは、その場で露出具合やアングルなんかも直ぐに
確認出来て、良くなければ直ぐに撮り直し出来る。
編集も、超便利だよね。
フィルムは、そうは行かない。
映画なんて、セットばらしたらフィルムの具合が良くないので
もう一度撮り直しなんて出来ない。
そんな感じですかね。
アナログは、手間暇かかるけど。
音も映像も最高なモノを多多秘めている。
宝物です。