私たちの知る秋葉原

先月テスト的に作った、国産開発の3極管6RA8を使ったシングルアンプの音にほれ込んでいます。
6RA8という球、やはり良いですね。
純粋な3極管ではないんですが、音にトゲトゲ感が無くてソフトで聴き安いです。部屋の灯りを消して、A8の明るい灯を見ていても癒されます。
このアンプは、テストアンプなのですが、手放せそうにありません。
そんな球の灯りに吸い寄せられるように、VT62のシングルアンプに着手しています。この真空管もホント、良い音します。
3.5Wでますから、最近の低能率のスピーカーでも、大音量は無理でもクラッシックやヒーリングポップスなど十分に聴けます。
先日、久しぶりに秋葉原を歩いてまわりました。
真空管を扱った店も、ガラガラでした。
いまは、地方のひともネットで買えるようになりましたからね。
高い交通費を支払って行こうとも思わなくなったのかも知れませんね。
ラジオ会館の三栄無線さんも無くなり、あのビルはフィギュアに占拠されたビルになっていました(汗)
いゃ〜、驚きです。
昔が、懐かしいなぁ〜。
カセットデッキやオープンデッキ、メーカー各社が発売するスピーカーなどなど新製品が溢れ、そんな隙間に古典管など真空管を買い漁るマニア。
あの活気は、もう二度と来ないんですよね。
あのときの光景、あのヒカリはいずこへ。
出来るならば、タイムマシーンで、そのヒカリをもう一度この目で受けて
見てみたいです。
でも、出来ないから、、、
こうして、古い真空管でアンプを作り、レコードに針を落とし、、、
ほろ苦い思いに耽るのです。
◆ビンテージオーディオ専門店