配慮する点

真空管アンプを作る場合、配慮しなくてはならない
ポイントというものがたくさんあります。
自作マニアやプロの方でも、結構配慮に欠けている
ものを多々見かけます。
低周波増幅器と言えども、ノイズや残留雑音、寿命
などの観点からも配慮は必要と考えます。
パーツの良し悪しも大切ですが、いくら健康体の人でも
毎日過酷な状況での労働には耐えられないのと同じです。
小型アンプは魅力的ですがより配慮がです。
「コンデンサーと発熱源とは遮蔽するなり離す配置とする」
「初段は電源トランスやチョークトランスより遠い位置にする」
とか、今は磁気シールドもしっかりとしているトランスが多い
のですが、多少なりともある影響は排除することが最高級アンプ
としての資格だと思います。
その他、書ききれないほどのノウハウがあります。
分かっていて作る物と、分からないで作る物とでは相当の差が
うまれます。
メーカー製のアンプと素人のアンプの差は、本来そういう所にも
あるものなのです。