GEC KT88

先日は88年製のWE300Bについて書きましたが、GECがKT88の
製造を止めるときも、一時的に同じような話がありました。
“ゴールドライオン”のシリーズです。
当時、多くのマニアや真空管業者さんから通常のスペックで
使っているとヘタリが早いのだが大丈夫か?との話がたくさん
ありました。
で、当時の業者の方が調べてみると、、定格のホンのギリギリ
オーバーでも赤熱する感じでプレート損失を疑ったものです。
以前の、古いKT88は、まぁ〜頑丈で全然問題の無かったものが
、このロットは弱いと愚痴をこぼされました。
音も確かに、KT88が本来持つ図太い重圧感がありません。
そんなことから、仕入を一時自制しましが、そのあとしばらくして
GECも製造中止の話が出てきました。
最後の方のロットの一部でした。
GECの真空管は好きです。
止めないで欲しかった会社でした。
今思うと懐かしいです。
GECのKT66やKT88が大きな段ボール箱に入って届くと
開ける間際までワクワクしてました。
黒と黄色地にGECと書かれたシールが貼られてました。