さて、真空管のプリアンプのメンテナンスを先にはじめて行きましょう。
パワーアンプは、その次ということです。まずはPAS3からです。
ダイナコの古いカタログを見ると、このPAS3の前にPAS2というモデルが
あったことが分かります。
私の学生時代には、すでにオーディオショップにはPAS3のモデルが
陳列されていたので初めて買ったのはPAS3でした。
今回メンテナンスするモデル、そのものです。
PAS2は、最近手に入れることが出来ましたがパネルは金色、厚みも
薄くて迫力には欠けますが、この方が好きだという方もいます。
ここは自身の好みという感じですね。
音は一日中使ってみましたがPAS3とあまり変わらない気がしました。
アメリカでは最新のパネルも何種類か販売されていますが、既製品
の物より若干分厚くアンダーのスライドスイッチを使う時にちょっと不便を
感じるので私は止めました。
写真は、いまアメリカでダイナコブームでも起きているのでしょうか??
やたらと新規な基板、パーツ類が売られています。
もちろんビンテージアンプにも、そのまま取り替えて使えるので最新部品で
調理したい人には手っ取り早いかも知れません。
フラットアンプ部、PHONO部、電源基板部。あと、裏面のRCA端子の基板も
売られています。私は改造は嫌なので、このRCA端子の基板を使うことは
避けたいと思っています。
あと、中点付のボリュームはさすがにありません。
他のボリュームに改造するときはラウンドネス回路を無くさなくてはなりません。
オリジナルに忠実に回路も外観もしたいので、ここはさすがにパスですね。
なんとか、ボリュームは清掃して使うことにしましょう。
基板の説明書にはセレクター表示の変更があり、パネルにはテプラなどで
変更してある面を見るとぞっとしました(笑)
さすが、細かいことには無頓着なというか(笑)、私にはというか日本人には
考えられないですよね。
ま、使えればいいじゃないかという実用派と言えば聞こえは良いですが(笑)
私には無理です。やるならパネルもシルク印刷して作り直しますよね。
では、今日はここまで。