小型真空管アンプは、パーツ類など選定がかなりシビアになります。
部品点数が少ないからです。
その部品の個性がそのままでます。
写真は6F6のメタル管を使用したシングルアンプの試作です。
これをベースに、あれこれと実験中です。
6F6と言う球は、初期がこのメタル管です。
大変古い歴史があります。
ガラス管になり、6F6Gが出ました。
ラジオは、同列の42や6F6Gが多用されました。
音が良いですからね。
軍用はガラスの破損の心配からかメタル管の使用が多かったようです。
この6F6は、アンプを作って各種データーを取り、音を聴くと
ウエスタンの人気球349Aと殆ど同じ様な傾向をしめします。
ウエスタンの349Aは1本10万とも聞かれる昨今。
まだ、その辺を知られていない為に6F6は、見つかれば安くゲット出来ます。
いまなら、ペアで5000円位でしょうか。
これは、狙い目な球です。
6F6は、かの有名なオルソンアンプでも人気を博しています。
この球を上手く料理するには、トランスも選びます。
タンゴで言えば、FW20Sクラス、U808くらいは欲しいですね。
タムラでは、F475というシングルのトランスが音質的に相性が良い見たいです。
ただ、トランスも高くなり馬鹿になりません。
こういう高価な部品で組み上げるとパーツ代だけで6万位は越えてしまいますね。
コンデンサーや抵抗なども凝れば8万、9万はパーツ代で飛んでしまいます。
私は、10万前後の価格設定を考えていますので、どうやって押さえるか、
しかもクゥオリティーを下げずに、、。と悩んでいます。
6F6のメタル管アンプ、これは若い方にもぜひ聴いて欲しい、持ってほしいアンプの一つです。
そして、写真は鈴蘭堂のSL-770を自分なりにアートな感じで再塗装したモノです。
このシャーシーを使用して、シーメンスのEdのシングルアンプを計画しています。
お墨付きの真空管です。完成が楽しみです。
これは、長年抱き続けてきた憧れのEdですから、丁寧に作り上げます。
球が高価ですからね。
音も磨きをかけますよ。
こう言う類の特注アンプは、お客様が喜んでくれます。
素晴らしいアンプを、今後も作っていきたいのでトランスの買い取り、真空管の買い取り、処分するならぜひ当店にお譲りください。
もちろん、マランツ#7や#2、#5、#8、#9
マッキントッシュのC22、MC240、MC275なども
高価で買い取りしています。
メンテナンスやオーバーホールも多々引き受けていますので、ご遠慮なくご相談ください。