西ドイツ製 siemens の真空管が手に入ったので
コンパクトなアンプが欲しいということで試験
的に製作していました。
また、300Bの91型アンプの音が良い物が
欲しいというので310Aのドライバー管をベースに
試験的に製作していました。
どちらも、魅力的な音を出してくれました。
トランス類は中古は使いたくないので、ゼネラル
トランスの音の良い物をチョイスして使いました。
すべて新品ですから、絶縁耐久についても安心して使えます。
価格的に安い物で作りたいというとき、この間LK460で
使用したPMF-7WSはマジ音が良かったので、そのトランス
を3.5Kで使用しました。
1個1万円程度なのでいい感じに使えます。
91型にはPMF-15WSか20WSくらいがベストですが、
15WSは全帯域において再生音のバランスが良いので、
コスパとこの音質が好みなら十分威力を発揮するトランスです。
1個が1万8千円程度なので魅力的なトランスです。
測定結果も、サウンドチェックもなかなかイカシタものです。
siemensの球はE2dという球でテトロード管で、暴れを心配しましたが
素直で優れた音質を持ち合わせた球でした。
感度も良くて使いやすいですね。ただ、最近は入手が難しいようです。
A4サイズを気持ち大きくしたコンパクトな物になりました。
出力は欲張らず三結にして1W程度のステレオアンプです。
多極管接続にすると3.5Wのアンプになりますが、高能率のスピーカー
使用という事で素直な音の出る三結仕様としました。
試作は終わり、依頼があれば本チャン製作にとりかかれるまでに
来ました。今年は、あと1台KT66とKT88、そしてR120のコンパチ
アンプの試作が終わればすべて完了という感じです。
なんだか1年があっという間に終わっちゃいそうで怖いですね(汗)
でも、試作機のバリエーションが増えて、良い物が提供できそうです。
ご期待ください💛