2A3シングルアンプ製作⑤

一週間ぶっ通しで正味50時間。
目が不自由なため苦労したけれど完成。

ウエスタン巻きはNF無しで三極管で使用することが
望ましいと注意書きにありましたのでそうしました。

裸の周波数特性は12Hz~18KHz(-3㏈)
0.5V入力で3W+3Wです。

まだ回路をいじっているところなので定数決めは
もうちょいかかります。

私のアンプは一点アースでもなければ2点アースのアンプ
でもありません。
過去の経験値から若干アレンジしたアースをしています。
ベースは2点アースですがね・・。

真空管系はRCA端子のところ、電源系は電源トランスか
チョークトランスのところ。
そして、パワー管のグリッド抵抗はパワー管の近くのところで
アースに落とします。無線機時代からの経験値です。
3点アースですね。

その他、ドライバー管のヒーターはヒーターでベストポイントで
落としますから、4点とも5点アースともいうかも知れませんw
それでも、直熱三極管交流点火でNFBは無しで2mV以下の残留
ノイズです。今回はシールドとかがあるんだか無いんだかわからない(笑)
8Hのチョークトランスに銅箔を巻いて使用したため、シールド
付きの10Hくらいのチョーク、またはWチョーク方式にしたら1mVを切るかも
知れませんね。2mVは優秀なので110dBクラスの高能率スピーカー
でもハムすら聞こえません。

音はウエスタン巻きとあって、ダイナミックで低音も
バンバン出てきます。
ジャズなどパンチのきいたサウンドは得意のようです・・。
傾向的にはアルテック型のアンプや名器ダイナコのST70
に通じるものがあります。しかし、こちらは銘球RCAの
2A3です。角の取れたソフト感覚はしっかりと残っています。
なかなか良いアンプじゃないかな。。。

これぞ、直熱三極管2A3サウンドだと思います。

もう少し定数をいじりオールジャンル志向にしていきたいと
思います・・。

赤球の5693を装着していますが、意外とロシア製の
6SJ7もいい感じでした。

あらゆるジャンルのレコード等を聴いて、今晩ものんびりと
過ごしたいと思います。