KT66シングルアンプの製作

去年の暮れから、ずーっとデザインで悩んでました。
ありふれたデザインにはしたくない。
しかし、カッコ悪いデザインのアンプは性に合わない。。。
どうやって個性を出せるか、色の変化をつけたりして独自の
雰囲気を出してきましたが、もう一歩抜け出したい、そういう
思いで悩んでいました。
もちろん、基本のルールは遵守しなくてはなりません。
信号の流れに沿うような配置です。
コンデンサーと発熱源の距離は取る。
そういう制約のある中での遊び心とデザインの感性とが合致
しなくてはなりません。
とにかく、年が明けてからも煮詰まってしまいました。
電気的な実験は終わっていて、デザインが固まればシャーシーに
穴あけが出来ます。
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して、7~8日頃でしょうか、、、。
デザインが固まりました。
信号も沿うようなレイアウトです。
今回は、特別にシャーシーの穴あけもすべて自分で空けました。
ネジ穴、四角いトランスの穴、全てです。
シャーシーパンチ、ハンドニブラー、ヤスリ、、、。
学生の頃、一台一台手で穴あけして徹夜でラジオやアンプを作った
ことを思い出しながら(笑)
手加工ですから。工場に頼めば綺麗に空けてくれる事はわかっています。
しかし、今回は少し拘りたかったのです。
一から十まで、すべて自分がやりたかったのです。
で、先日完成しました。
何時間も音楽を聴いていて疲れません。
KT66の音の良さを再認識致しました。
素晴らしいです。

ただ、苦手な塗装があります。
ボンネットの塗装です。
これが素人の私がカラースプレーでやるわけですから、一発で上手く行くわけが
ありません(笑) 案の定失敗しました(汗)
秋葉原に行って、もう一台シャーシーを買ってきて、再度トライします。
このボンネットの塗装が上手くいけば納品です。
さぁ~どうなるでしょうかね。
でも、人に頼みたくないんです。
今回は、100%自分の製作に拘りたい。
まさに、究極の手作りですね。
ハンドメイド品です。
機械加工していないアンプです。