6F6シングルアンプ製作記2

師走ですね。

一年が経つのも早いものです。

大掃除や買出しは勿論のこと、

お付き合いでは忘年会があり、クリスマスがあり、等々

慌ただしい日々に追われそうです。

新年も目前です。

さて、本日は発注依頼を受けている6F6のシングル

アンプのパーツの選定をしました。

シャーシーや、トランス類を除いたパーツの全体像です。
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発注者さんの拘りは国産かアメリカの部品で作って欲しい。

中国製は使わないで!という申し出を承諾して臨みました。

で、ここ数日、押し入れや物置をガサガサとあさり探してみました。

だいたい、これでご希望の90%は叶えてあげられたと思います。

ACのインレット、スピーカー端子がメーカーが不明で、国産にしても

中国で生産されているものかも知れません。

スピーカー端子もアメリカ製は、若干チープなので、欧州製の物を

探すと、単価がめちゃくちゃ高いので、ここは今回は見送りました。

その分、他のパーツ類に奮発しちゃいましたよ。

これで、利益は出るのかな?(笑)

RCAの入力ピンは、マランツの#7などに使われている物です。
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アメリカのビンテージ品です。

2連のボリュームは、国産のバイオレットのNOSです。
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カップリングコンデンサーは、アメリカのコーネルダブラー製、
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抵抗は国内のめちゃくちゃ高信頼抵抗、理研のRMGのGold、
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そしてプレートの負荷抵抗にはスペースシャトルなどに使われている

ハイテクの抵抗で温度変化に物凄く優れた物です。

前段がパラレルなので、電流が少し多めに流れますから、こういう所には

最高の物です。

整流管は、412Aでも軍用の6754と言う球で、作りを見て下さい。

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めちゃくちゃ素晴らしい球です。酸化時の対応に金メッキのピンとなっています。

耐震構造も凄い球です。

また、パスコンなども欧州のフィリップスをチョイスし、全体的な音質の

バランス化を図っています。

これで、クラッシックやジャズ、ロック、ポップスなどオールジャンルに

上手くマッチング致します。

次回は、シャーシーのレイアウト、デザインですね。

お楽しみに。