真空管アンプの楽しみ方

直熱三極管、または多極管と言った真空管も三極管接続にして
遊べば、特段専門的な試験機が無くてもそこそこに出来て、
音が出てしまうのが楽しいのではありませんか?
昔から、特性と音の良し悪しは別物という意見が大多数なのが
オーディオです。
それでも、ある程度の失敗と痛い思い出が無いと満足なモノは
出来ないかもしれませんね。
私も15歳のときに、ドライバーに6C6、パワー管に807を
多極管接続でのアンプを自作したのが始めてでした。
カンタンな回路なので、目をつぶってでも出来ると確信して
いましたが・・(汗) うっ、発振しちまった。
バババババッー。爆音
うわーっ、怖えーっ。
なんだぁ? w(@@;)w
・・・・・・・。
その後、めちゃくちゃ何十回と作るが駄目で・・・
ついに観念しました。
某オーディオキットメーカーの社長(ライターさん)に、修理
依頼出しました。
お年玉が無くなった苦い思い出です。
で、なんで発振したのかを聞きました。
そしたら、パワー管のグリッド抵抗のアースが長かったこと、
アースの引き回しが長くアースポイントが悪いなどなど・・。
やはり、アナログは難しいなぁ〜。
デジタルと違って、アースポイントや長さでえらい事になっちまう。
と、痛感しました。
でも、その発振も音で聴ける範囲だったから良かったもんだよ。
高周波で発振していたらツイーターを焼いちまうと言われ・・・
その後、次の年に試験機をまとめ買いして没頭。
高圧感電(笑)や半田ごての火傷(笑)、まあ〜いろいろと経験。
で、飽きたので・・・
多極管は卒業。
そのころ、高値の花だった300Bに魅せられ。
直熱管にどっぷり。
まぁ〜、買うわ遊ぶわ、買うわ遊ぶわ。
ざっと、手にして経験した直熱管は・・・・・・・
Ed.Da.Aa.Ba.VT25.VT25A.VT62.2A3
.211.845.VT52.45.71A.E406N.R120.
PX4.PX25.PP3/250.PP5/400.DET25.
DA30.V503.3C33.421A.5998.EC33C.
101D.101F.205D.205F.6A3.6B4G.275A
.LK460.252A.245.DA100.50.250.AD1.
EB111.ドン202.RE604.などなど・・・書ききれません。
で・・・
行き着いたのが・・・
あくまで自分毎ですが・・・
ノーネがの直熱三極管を300V位のプレート電圧で作りっぱなしで
遊ぶです。
根が神経質な部分があるので、フィラメントも直流点火にして5Vならば
キッチリと5Vにならないとイヤな性格なので、そんな性格なので、
もう電気特性を追いかけたら、思うようにならないことを知るとノイローゼ気味になりそうで(笑)・・・
だから、試験機は要らない、作りっぱなしで耳で良ければ全て良し。
そこに落ち着きました。
いやー、直熱三極管はいいわ。
って、思います。
でも、一応お店で売るものは耳で確認、最低限の試験機でのテスト、
確認はしています。
精神上の問題は、ここでクリアーしています(笑)
いま、計画しているWE311のアンプも三結でノーネガ。
いろいろと試行錯誤で詰めています。